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2026.01.19お知らせ

メインビジュアルが公開されました

グラフィックデザイナー・岡﨑真理子氏による、メインビジュアル・ロゴが公開され、本サイトもリニューアルいたしました。

デザインコンセプト

下呂を訪れた際に最も印象に残ったのは、樹木やシダ、苔、岩や川などの自然物から受ける圧倒的な感覚情報の豊かさだった。
特に川の水の、瀬から淵にかけて徐々に透明からエメラルドグリーンに変化する色の美しさや、光を反射したり透過したりする水面の質感に目を奪われた。
水量が豊富な早瀬は、川の中に点在する岩にぶつかって複雑な水紋を描いていた。
この場所を訪れる体験の感覚的な魅力を伝えるため、写真家の川谷光平氏と協働し、[写真的グラフィック]と、[グラフィック的写真]を組み合わせたビジュアルを制作することを考えた。

写真的グラフィック:「清流ロゴ」と「清流書体」

下呂の川で晴れた日に撮影した、太陽光が射し込んだエメラルドグリーンの川面の写真。その写真を画材として文字を描き、ロゴと書体を制作する。
水のうねりが文字の形に重なり、偶発的な形が生まれる。

グラフィック的写真:川谷氏によるイメージ

下呂の各所で撮影された複数の写真を、偶発性を取り込んだコラージュ的手法で重ね合わせる。
複数の写真が内包する、異なる時間・視点・モチーフは、互いの境界が曖昧になることで、夢の中のような浮遊感のあるイメージへと変化する。
下呂 Art Discoveryは、まず場所があり、その場所に向き合う中で制作されるサイトスペシフィックな展示が展開される芸術祭だ。
美術作品を鑑賞する中で、下呂という魅力的な場所と自分自身を再発見する体験。グラフィックデザインを通して、その体験への、一つの入口を作れたらと思う。

岡﨑真理子/グラフィックデザイナー


グラフィックデザイナー
岡﨑真理子 (Okazaki Mariko)

1984年東京都生まれ。慶應義塾大学、Gerrit Rietveld Academie(オランダ)卒業。2018年よりフリー、2022年REFLECTA, Inc. 設立。現代美術やパフォーミングアーツ、建築、ファッション等の文化領域に深くコミットし、観察とコンセプチュアルな思考に基づいた、編集的/構造的なデザインを探求している。近作に、第8回横浜トリエンナーレ、EASTEAST_TOKYO 2023/2025など。2024年、JAGDA新人賞、東京TDC賞受賞。

写真家
川谷光平(Kawatani Kohei)

1992年島根県生まれ/東京都在住。アートと広告の両分野で活動し、商業イメージ、文化的ステレオタイプ、日本の視覚文化の美学を探求。日常の表象に反映される「本物」と「人工」の概念を考察する作品を制作。KASSEL DUMMY AWARD 2020 (ドイツ)グランプリ受賞。写真集『Tofu-Knife』(MASA、2021年)を刊行。